VW、百度のプラットフォーム「アポロ」に参加

独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は11月2日、中国の検索エンジン大手の百度(バイドゥ)が設立した自動運転のオープンプラットフォーム「アポロ」の役員を引き受けると発表した。アポロへの参加により、中国向けの新技術の開発やモビリティサービスの提供を強化する。独自動車大手では、BMWが2018年7月にアポロの役員を引き受ける趣意書(MoU)に署名している。

アポロにはすでに、産業界や研究機関から130を超えるパートナーが参加している。アポロには、センサー技術から自動運転の制御に必要なアルゴリズムの開発まで、自動運転に関するさまざまな技術やノウハウを持つ企業・機関が集まっている。独業界紙『オートモビルボッヘ』によると、例えば、ドイツからは、自動車部品大手のコンチネンタル、ボッシュ、自動車大手のアウディなどがアポロに参加している。

VWと百度は今回の発表を北京の南に位置する雄安新区で開催されたアポロの役員会の席で発表した。雄安新区には、自動運転技術用の新しい試験場がある。VWとアポロは、アポロのソフトウエアを搭載したVWの試験車両の製造などを計画しており、雄安新区の試験場でも共同プロジェクトを実施する予定。

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