EU新車販売、10月は7.3%減少

欧州自動車工業会(ACEA)が15日発表した欧州連合(EU)(マルタを除く27カ国)の2018年10月の新車販売(登録)は108万3,612台となり、前年同月に比べ7.3%減少した。9月(前年同月比23.5%減)に比べ落ち込みは小幅となったものの、欧州連合(EU)で9月から、すべての新車に新しい燃費・排ガス試験方法(WLTP)が適用され、8月の新車登録が急伸(前年同月比31.2%増)したことに対する反動が依然として続いている。

10月の主要5カ国の新車登録は、フランス(1.5%減)、ドイツ(7.4%減)、イタリア(7.4%減)、スペイン(6.6%減)、英国(2.9%減)のいずれも前年同月を下回った。

メーカー別では、フォルクスワーゲン(VW)・グループが21.5%減と大幅に落ち込んだ。PSAグループ(0.7%減)とルノー・グループ(14.9%減)も減少している。ドイツ勢では、BMWグループ(14.5%増)とダイムラー(7.5%増)は前年同月を上回った。

日本勢は、トヨタ・グループが5.9%増となった一方、日産は28.8%減と2ケタの下落、ホンダも4.9%減少した。

■ 1~10月、1.6%増加

1~10月の累計は、前年同期比1.6%増の1,303万6,359台となった。主要国では、英国(7.2%減)とイタリア(3.2%減)が低迷している一方、スペイン(10.0%増)は2桁増、フランス(5.7%増)、ドイツ(1.4%増)も前年同期を上回っている。

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