独コンチネンタル、米クーパーの防振システム事業を買収

独自動車部品大手のコンチネンタルは2日、米同業のクーパー・スタンダードと防振システム事業の買収で合意したと発表した。「騒音・振動・ハーシュネス」(NVH)製品における市場地位を強化するとともに、同分野の知見を取り込んで軽量部材の開発に弾みをつける。取引額は非公表。当局の承認を経て取引が成立する。

クーパーのNVH事業は従業員約1,000人。米国、カナダ、フランス、インドの5カ所に工場と研究開発(R&D)拠点を持つ。インドの合弁会社の持ち分についてもコンチネンタルに譲渡する。

コンチネンタルはNVH分野を自動車の安全性と快適性向上のカギに位置付けている。今後はクーパーが持つ豊富なノウハウを活用して自動車の軽量化に向けたイノベーションを加速していく方針だ。

上部へスクロール