ドイツ連邦統計局が11月29日発表した同月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比2.3%増となり、上げ幅(インフレ率)は前月の2.5%から縮小した。インフレ率の低下は3カ月ぶり。最大の押上げ要因であるエネルギーの上げ幅は前月の8.9%から9.3%へと拡大したものの、食料品が同1.9%から1.4%に縮小。物価に占める比重が52%に上るサービスも1.8%から1.5%に低下し、全体が押し下げられた。
消費者物価は前月比では0.1%上昇した。
欧州連合(EU)基準のインフレ率は前年同月比が2.2%、前月比が0.1%だった。