BASF、自動車塗装のデジタルプラットフォーム「Auroom」を公開

独化学大手のBASFはこのほど、自動車塗装の色をデジタルで可視化、比較できるプラットフォーム「Auroom」を公開した。

同プラットフォームは自動車ボディー用に開発した600色以上の塗料をデータバンク化したもので、自動車メーカーのデザイナーはこのデータバンクにアクセスし、3Dデジタル画像で投影された開発中のモデル上に希望する色を再現することができる。また、様々なニュアンスの色を投影し、直接比較することも可能。これにより完成後のボディーイメージが分かりやすくなり、デザイン開発の迅速化が期待される。3Dの車体投影技術は、色を現実に近い状態で再現するためにBASFが開発した。

同社は「Auroom」を当面、欧州、中東およびアフリカの自動車メーカー向けに提供する予定。また、ミュンスターにある同社のカラースタジオでも同様の技術を体験することができる。

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