10月のEU新車販売7.3%減、2カ月連続で低迷

欧州自動車工業会(ACEA)が15日発表したEU(マルタを除く27カ国)の10月の新車販売(登録)台数は108万3,635台となり、前年同月から7.3%減少した。販売減少は2カ月連続。EUで9月に乗用車の新たな排ガス試験が全面的に導入されるのを前に、同試験に対応していない車両の販売が8月に急増した反動が続いている。(表参照)

販売は主要市場で軒並み低迷した。下げ幅はドイツとイタリアが7.4%、フランスが1.5%、英国が2.9%、スペインが6.6%となっている。

欧米の主要メーカーはBMW、ダイムラーを除いて減少。最大手のフォルクスワーゲン(VW)は21.5%減と大きく落ち込んだ。日本勢はトヨタが5.9%増と健闘したが、日産が28.8%減、ホンダが4.9%減と振るわなかった。

EU27カ国にアイスランド、ノルウェー、スイスを加えた欧州30カ国ベースの10月の販売台数は前年同月比7.4%減の111万8,882台だった。

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