シュコダ自の10月販売7.4%減、2カ月連続で減少

チェコのシュコダ自動車は14日、10月の販売台数が9万9,400台となり、前年同月から7.4%減少したと発表した。販売数の減少は2カ月連続。9月に欧州連合(EU)ですべての新車に新しい燃費・排ガス試験方法(WLTP:乗用車などの国際調和排出ガス・燃費試験法)が適用されたのに伴い、全生産ラインで対応を迫られたことが引き続き響いた。1-10月期では6.1%増の103万8,500台に拡大した。

10月の販売数を地域別にみると、西欧は3.7%減の3万6,800台で、主力のドイツは8.7%減の1万3,500台と振るわなかった。中欧は1.2%減の1万8,000台となったものの、スロバキアとハンガリーでそれぞれ11.8%、16.1%と過去最高の伸び率を記録した。ロシアを除いた東欧は17.7%増の4,300台で、ロシアは33.1%増の7,600台と好調だった。

最大の市場である中国は2万6,100台で、前年同月から21%減少した。

同月の販売数をモデル別にみると、昨年10月末に発売したSUV「カロック」(1万2,300台)と、今年6月末から中国市場に投入したSUV「カミク」(4,900台)を除き全モデルで減少した。人気のSUV「コディアック」が25.3%減の9,400台と大きく落ち込んだほか、小型車「ファビア」(13.7%減、1万4,700台)、基幹モデル「スペルブ」(12.9%減、1万1,100台)、主力モデル「オクタビア」(21.9%減、2万9,000台)も伸び悩んだ。欧州限定のシティカー「シティゴー」は18%減の2,600台だった。

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