シュコダの本社拠点、小型部品倉庫を自動化

独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社シュコダは13日、生産本拠地であるムラダー・ボレスラフ工場で小型部品の自動倉庫(ASPW)を開所した。2025年までの長期事業戦略で掲げる生産デジタル化の一環で、高度な作業自動化により物流処理効率を大幅に高める。投資額は800万ユーロ。

ASPWでは小型部品の納入、保管、搬出が完全自動化され、必要に応じて組み立てラインに搬送される。ロボットは収納・保管担当が2台、取り出し・搬送担当が2台導入されている。作業精度の向上、物流業務の迅速化、ミス低減につなげる一方、従業員はラベルのスキャンなど他の作業に注力することができる。

敷地面積は2,000平方メートルで、高さ14メートルの棚に可動部品ケース7万1,000個の収納スペースを備える。ロボットは収納作業およびピッキング作業ともに1時間当たり最高580ケースの処理能力を備える。シュコダは昨年7月、クヴァシニ工場に初のASPWを開所したが、収納スペースは4万5,000ケース分で、ムラダー工場に比べ小規模だ。

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