欧州委員会が11月29日発表したユーロ圏の同月の景況感指数(ESI、標準値100)は109.5となり、前月の109.7から0.2ポイント低下した。製造業が上向き、小幅の下落にとどまったものの、11カ月連続で悪化。17年5月以来の低水準に後退した。
分野別では消費者が1.1ポイントの幅で低下した。サービス業と建設業は横ばい。製造業は0.4ポイント、小売業は0.2ポイント上昇した。製造業の改善は4月以来。
EU28カ国ベースのESIは前月を0.8ポイント下回る109.6。主要国はドイツが0.6ポイント、フランスが0.2ポイント上昇したが、英国が3.1ポイント、イタリアが1.2ポイント、スペインが0.3%の低下と不調だった。