英新車登録、11月は3.0%減少

英自動車工業会(SMMT)が5日発表した2018年11月の同国の乗用車新車登録は、15万8,639台となり、前年同月に比べ3.0%減少した。消費者の信頼感低下やモデルチェンジ、新しい燃費・排ガス試験方法(WLTP)の導入による車両の供給遅延などが販売に影響した。1~11月の累計は、前年同期比6.9%減の222万3,058台だった。

11月の燃料別の登録台数は、ディーゼル車(16.7%減)が大幅に落ち込んでおり、ガソリン車(3.5%増)と代替燃料車(24.6%)が増えたものの、相殺できなかった。顧客別では、個人(6.4%減)と大口法人(0.7%減)が減少した一方、小口法人(8.6%増)は前年同月を上回った。

欧州連合(EU)で9月からすべての新車に適用されたWLTPは、従来のNEDC(新欧州ドライビングサイクル)に比べ試験項目が多岐にわたるため、認証取得に時間がかかる。このため、いくつかのブランドでは認証取得待ちの状況にあり、販売台数の減少の一因となっている。

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