BMW、中国・成都でライドヘイリング開始

独自動車大手のBMWグループは12月14日、中国・四川省の成都でライドヘイリング・サービスを開始すると発表した。新サービスの導入により、成都ですでに提供しているカーシェアリングサービス「リーチナウ」を拡充する。BMWグループは、中国でライドヘイリング・サービスの事業免許を取得した最初の国外企業となる。

ライドヘイリング・サービスには、BMW「5シリーズ」が200台投入され、うち半数はプラグインハイブリッド車となる。「リーチナウ」のアプリからドライバー付きの車両を事前に予約したり、すぐに利用したりできる。

BMWは2017年12月に成都で、上海汽車の子会社で電気自動車(EV)のカーシェアリングサービス大手であるEVCARDと提携し、カーシェアリングサービス「リーチナウ」を開始した。「リーチナウ」には、BMWの小型電気自動車「i3」を100台投入している。

BMWは新サービスの導入により、新しい顧客グループを開拓するとともに、既存顧客の個々のニーズにあったプレミアムオンデマンドモビリティを提供する。

BMWは2025年までの経営戦略「ナンバーワン・ネクスト」の中でモビリティサービスの強化を柱の一つに掲げている。具体的には、オンデマンド・モビリティサービス(「ドライブナウ」、「リーチナウ」)、駐車サービス(「パークナウ」)、充電サービス(「チャージナウ」)を通して都市部の移動における包括的なサービス(エコシステム)の提供を目指している。

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