英高級車メーカーのジャガー・ランドローバー(JLR)は12日、子会社のベンチャーキャピタル「インモ―ショーン・ベンチャーズ」が今年支援した6社を発表した。都市交通やアウトドア活動、マルチモーダル輸送、旅行などの分野で革新的な事業を手掛ける新興企業が対象となっている。
6社の内訳は◇自動運転タクシーの実用化を目指す米ボヤージュ(Voyage)◇地形の3Dマッピング技術を開発するファットマップ(Fatmap)◇カーシェアリングや配車サービスも含めた乗り換え検索アプリを開発するカナダのトランジット(Transit)◇ヒューマン・マシン・インターフェース(HMI)を搭載した電動バイクメーカーの英アーク(Arc)◇全世界の音楽祭のポータルサイトを運営する英フェスチケット(Festicket)◇ユーザーの嗜好に応じた旅行情報を提供するイスラエルのウィー・トリップ(WeTrip)――となっている。
JLRはまた、インモ―ショーン・ベンチャーズの起業支援部門「スタジオ107」が今年、JLRの新モデルの定額利用(サブスクリプション)サービス「Carpe」を英国で導入したことにも触れた。