スウェーデン商用車大手のスカニアは12月10日、同国の廃棄物処理会社Renovaと開発を進めている水素燃料電池ゴミ収集車を、2019年末~2020年初めを目途に納車すると発表した。ゴミ収集車は早朝に住宅地を巡回することが多いことから、排気量が少なく音が静かな電気駆動収集車の需要は多いと同社は見ている。Renovaなど廃棄物処理業者はこれまで電動ゴミ収集車の導入実績はあるが、燃料電池車は初めてという。Renovaの担当者は、「新型車は、EVの全ての利点を維持しつつ、航続距離や積載量で内燃エンジン車に負けない性能を持つ」と強調する。当該プロジェクトはスウェーデンエネルギー庁とスウェーデン王立工科大学の協力を得て開発している。