卸売物価の上げ幅縮小、11月は3.5%に

ドイツ連邦統計局が14日発表した11月の卸売物価指数は前年同月比3.5%増となり、上げ幅は前月の4.0%から縮小した。上昇率自体は依然として大きい。

最大の押上げ要因は石油製品で、18.9%の伸びを記録した。穀物・葉たばこ・種子・飼料(17.6%増)も2ケタ増となっている。このほか、果物・野菜・じゃがいも(6.3%増)、化学製品(6.1%増)で上げ幅が大きかった。鉱石・金属は2.0%増だった。

ペット・家畜(7.4%減)、スクラップ・リサイクル材料(6.8%減)、牛乳・乳製品・卵・食用油脂(4.6%減)、コーヒー・茶・カカオ・香辛料(2.5%減)は前年同月を下回った。

卸売物価は前月比では0.2%増となり、上げ幅は2カ月連続で縮小した。最大の押し上げ要因は石油で1.5%上昇。穀物・葉たばこ・種子・飼料(1.0%増)、スクラップ・リサイクル材料(0.6%増)、鉱石・金属(0.6%増)、化学製品(0.4%増)、コーヒー・茶・カカオ・香辛料(0.4%増)も上げ幅は大きかった。果物・野菜・じゃがいもは2.9%、ペット・家畜は1.3%、牛乳・乳製品・卵・食用油脂は0.8%低下した。

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