化学大手エボニック、3Dプリンター材料分野で買収

特殊化学大手の独エボニックは17日、3Dプリンター(積層造形)用樹脂材料の製造技術を手がける米スタートアップ企業ストラクチャード・ポリマーズを買収すると発表した。積層造形材料を顧客ニーズに合わせて「オーダーメイド」する技術を拡充する狙い。買収手続きを近日中に完了し、自社の北米部門に統合する。買収金額は非公開。

ストラクチャード・ポリマーズはテキサス州オースティンに本社を置く企業で、2012年に設立された。直径0.1~400マイクロメーターの樹脂粒子を製造する技術を持つ。粒子に伝導性や難燃性など様々な特性を持たせることができる。

エボニックは2017年秋、自社のベンチャーファンドを通してストラクチャード・ポリマーズに資本参加していた。

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