シーメンス・ヘルシニアーズがレントゲン事業などを移管

シーメンスの医療機器子会社シーメンス・ヘルシニアーズは11日、レントゲン装置とX線発生装置の開発・製造事業を独南部のエアランゲンから近隣のフォルヒハイムに移管すると発表した。エアランゲン拠点は手狭で生産能力を拡張できないことから、敷地にゆとりのあるフォルヒハイムへと移転。コンピューター断層撮影装置など造影機器の需要拡大に対応できる体制を構築する。

今後5年間で3億5,000万ユーロを投じ、レントゲン装置とX線発生装置の生産・開発施設および物流センターを新設する。2020年の着工、23年の操業開始を予定している。従業員およそ700人がエアランゲンからフォルヒハイムへと転勤することになる。

フォルヒハイムは画像診断(DI)と先端治療(AT)事業の統括拠点。造影機器の部品であるレントゲン装置とX線発生装置の製造・開発事業を新たに加えることで同社はシナジー効果を引き出す考えだ。

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