英自動車工業会(SMMT)が7日発表した同国の2018年通期の乗用車新車登録は、前年比6.8%減の236万7,147台となり、2017年に続き2年連続の減少となった。
顧客別では、個人(6.4%減)、大口法人(7.3%減)、小口法人(5.6%減)のいずれも減少した。燃料別では、ガソリン車(8.7%増)、代替燃料車(20.9%増)が増加したものの、ディーゼル車(29.6%減)の大幅な減少を相殺できなかった。ディーゼル車の減少は21カ月連続となる。
SMMTのマイク・ホーズ会長は、2年連続の減少に懸念を示し、消費者信頼感の低下や財政・政策の混迷、燃費・排ガス試験方法の変更による新車の供給不足などが影響した、と指摘した。ただ、SMMTは2018年の登録台数は過去15年間(2004~2018年)の平均(232万5,000台)と同じ水準であり、英国は欧州連合(EU)域内では依然としてドイツに次ぎ2番目に大きな市場である、説明している。