フォード、シートの耐久性を調べるロボットを開発

米自動車メーカーのフォードは、ドイツのケルンにある研究開発センターでシートの耐久性を調べるロボットを開発した。日常のスポーツ活動後に乗車することを想定し、ズボンの汗などに強いシートを開発するのがねらい。

実験にはロボット「Robutt」が投入され、第一段階では乗車と降車をくり返すことでシート素材の摩耗耐性を計測している。中太りの男性が汗をかいた状態で乗車した場合を想定し、36度に温めた450ミリリットルの水を含ませたクッションを装着したロボットがシートに座る動作をシミレーションする。3日間で計7,500回のシートに座ったり離れたりの動作を繰り返すことで、10年間の使用と同等の結果を再現できるという。

実験用ロボット「Robutt」は昨年ドイツで初投入されが、今後は欧州のフォードの各工場で導入していく計画という。

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