スカニアの自動運転バス、ストックホルムで定期路線の実走試験に使用

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)傘下のスウェーデン商用車大手スカニアは2月20日、北欧の公共バス最大手ノビナと協力してストックホルムで自動運転バスの走行試験を行うと発表した。路線バスの自動運転化に必要な知見を集め、自動運転バスの開発に役立てる狙いがある。試験は2020年から開始する予定で、乗客を乗せない第1段階と、1日当たり300人の利用者を見込む第2段階に分けて実施する。どちらも緊急事態に対応する監視員が乗り込む。

試験車両としてスカニアの電気駆動型低床式バス「スカニア・シティワイドLF」を2台使用する。同車両は全長12メートル、乗車定員は80人。ストックホルムの新興住宅地Barkarbyと最寄りの地下鉄駅を結ぶ、4つの停留所がある5キロメートルの区間に投入する。当初は1キロメートルの区間だけで自動運転を行う。

試験車両の交通制御システムはスカニアとノビナが共同で管理する。

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