チェコの首都プラハ市は、スモッグ警報が出た日には近距離交通機関を無料とする方針だ。旅行者にも適用するという。同市の広報担当者がdpa通信の取材に対して明らかにした。同措置の実施により、1日あたり約20万ユーロの減収となり、自治体が同コストを負担する予定。スモッグ警報が出るのは1年に平均5~7日で、スモッグの主因は自動車交通であるという。同市では、近距離交通の無料化に加え、カーシェアリングの積極的な利用も呼び掛ける意向という。長期的には、通行制限も視野に入れているが、法整備が必要となる。また、燃費を良くするために煤煙フィルターを取り外しているドライバーへの対策を強化する方針も示している。