ドイツ連邦陸運局(KBA)が4日発表した2019年2月の国内乗用車新車登録は、26万8,867台となり、前年同月に比べ2.7%増加した。1~2月の累計は0.6%増の53万4,569台となった。
2月の新車登録のうち、ブランド別では、ポルシェ(41.9%減)、オペル(8.0%減)が前年同月を下回ったが、スマート(25.0%増)、MINI(11.9%増)、メルセデスベンツ(11.3%増)、フォード(10.4%増)は2ケタの増加だった。
国外ブランドでは、ジャガー(39.6%増)、ボルボ(27.7%増)が好調だったほか、セアト(18.7%増)、現代(17.1%増)、ダチア(17.0%増)、ジープ(15.2%増)も2ケタの増加だった。これに対し、DS(53.2%減)、サンヨン(30.9%減)、ランドローバー(30.3%減)は減少幅が30%を超えた。最大手のシュコダは1.2%増の1万6,758台だった。
日本勢では、三菱自動車(17.9%増)、スバル(15.4%増)が2ケタ増となったほか、マツダ(2.0%増)も前年同月を上回った。日産(42.3%減)、ホンダ(38.7%減)は30%を超える大幅な落ち込みとなった。スズキ(6.3%減)、トヨタ(2.5%減)、レクサス(1.3%減)も前年同月を下回った。
燃料別では、ガソリン車が前年同月に比べ2.5%減少した(市場シェア:59.7%)一方、ディーゼル車は3.0%増加した(市場シェア:32.6%)だった。電気自動車は82.1%増の4,637台。ハイブリッド車も82.7%増の1万5,147台と好調だったが、うち、プラグインハイブリッド車は14.0%減の2,202台だった。天然ガス車は68.1%減の264台、液化石油ガス車(LPG)は95.2%増の732台だった。
■ 国内受注好調、生産は1%減少
独自動車工業会(VDA)によると、2019年2月の国内受注は前年同月に比べ21%増加となり、1月から2カ月連続で2ケタ増となった。一方、国外受注は前年同月に比べ8%減少した。
2月の国内生産は、前年比1%減の44万900台。1~2月の累計は前年同期比10%減の81万4,000台となった。輸出は、前年並みの34万8,500台、1~2月の累計では10%減の63万6,900台だった。