独自動車部品大手のコンチネンタルは5日、建設現場で用いる小型トラックローダー向けに低振動・低騒音の駆動システムを開発したと発表した。これまでの金属製に代えて総ゴム製の履帯を採用しており、振動を最大で7デシベル(dB)まで、騒音は従来の半分にあたる5dBまで下げている。建設機械の操縦者や現場作業員のストレス軽減が期待される。
従来の履帯は総金属製や、スチールワイヤーをゴムで覆った構造であったため、騒音・振動や耐摩耗性などに難点を抱えていた。総ゴム製の履帯はシステム全体の摩耗を抑えるほか、建機の走行速度も向上させることができる。