独クノールブレムゼ、18年は7.5%増収

独商用車・鉄道車両用ブレーキ大手のクノールブレムゼが7日発表した2018年通期の売上高は66億1,600万ユーロとなり、前年から7.5%増加した。受注好調を受け鉄道と商用車の両部門で売り上げが拡大した。営業利益(EBITDA)は5.6%増の11億7,800万ユーロ。営業利益率は18.1%から17.8%に低下した。

売上高を部門別にみると、鉄道部門は6.2%増の34億6,200万ユーロに拡大した。26の地下鉄関連事業を受注した中国のほか、欧州と北米も好調だった。

商用車部門は、世界の商用車生産が6%増えたことを追い風に9.3%増の31億6,000万ユーロに伸びた。特に空圧式ディスクブレーキが成長をけん引した。

EBITDAは、鉄道部門では8.5%増の6億9,300万ユーロ(営業利益率20%)、商用車部門は2.6%増の5億1,700万ユーロ(同16.4%)だった。

新規受注高は5.2%増の70億100万ユーロ。研究開発費は3億6,400万ユーロで、対売上高比率は0.3ポイント減の5.5%だった。

利益など詳細は4月30日に発表する予定。同社は2019年通期の見通しについて、売上高は68億~70億ユーロ、営業利益率は18~19%と予測している。

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