ロシアの欧州ビジネス協会(AEB)が14日発表した2018年の同国新車販売台数(乗用車・小型商用車)は前年比12.8%増の180万591台となり、伸び幅は前年から0.9%拡大した。12月単月では前年同月比5.6%増の9,227台で、年末に向けて市場が減速したことがうかがわれる。
19年の予測についてAEBは「付加価値税引き上げの影響や米国の対ロ制裁強化に対する懸念から、特に1~3月期の動向を見通すのは難しい」と指摘。「政府が自動車産業支援策を継続するという前提で、3.6%増の187万台になるとの見方を示した。
2018年のブランド別販売台数は、国内自動車最大手アフトワズが16%増の36万204台で断トツのトップを維持。このほか、起亜自動車(25%増の22万7,584台)、現代自動車(13%増の17万8,269台)、ルノー(前年並みの13万7,062台)、トヨタ自動車(15%増の10万8,492台)、フォルクスワーゲン(VW、19%増の10万6,056台)、シュコダ自動車(31%増の8万1,459台)、日産自動車(6%増の8万925台)となっている。