英自動車工業会(SMMT)が1月31日発表した2018年の自動車生産台数は151万9,440台となり、前年から9%減少した。英国のEU離脱をめぐる混迷などが響き、5年ぶりの低水準に落ち込んだ。自動車産業の新規投資も47%減の約5億8,900万ポンドと大きく縮小した。
SMMTは生産、投資の減少について、EU離脱の先行きが不透明なほか、ディーゼル車の需要縮小、中国経済の失速などが要因になったと指摘。生産は19年も3%減と不振が続くと予想している。
主要メーカーの生産台数は仏PSAが15.9%、ジャガー・ランド・ローバーが15.6%、日産が10.7%の幅で落ち込んだ。