製造工程モジュール・ソリューションを手がけるスイスのミクロンは5日、リトアニアに新生産拠点を設置すると発表した。中部のカウナスに現地法人を設立し、当初は主に自動車のオートメーションシステム・モジュールの製造に特化する。従業員数は中期的に50人規模となる予定。
リトアニア工場建設は、営業利益(EBIT)率5~7%、年平均売上成長率5%を目指す中期事業戦略に沿ったもので、コスト削減と有能な人材の確保に期待する。
ミクロンは高精度のオートメーションモジュール、製造工程ソリューション、裁断機を自動車、製薬、医療機器、消費財など多様な業界に供給している。国外ではドイツ、米国、中国、シンガポールに生産拠点を持つ。従業員数は約1,300人。2017年の売上高は2億4,850万スイスフラン、営業利益は130万スイスフランだった。