ブレーキ大手クノールブレムゼなどMDAX昇格

フランクフルト証券取引所を運営するドイツ取引所は5日、採用基準が最も厳しい「プライム・スタンダード」の銘柄入れ替えを発表した。最大手企業30社を対象とする株価指数DAXは据え置いたものの、その他の部門では入れ替えを実施。DAXに次ぐ株価指数であるMDAXにはブレーキ大手のクノールブレムゼと半導体大手のダイアログ・セミコンダクターがワンランク下のSDAXから昇格となり、鉄鋼大手のザルツギターと軸受け大手のシェフラーはSDAXへと降格となる。18日付で入れ替える。

鉄鋼メーカーは現在、時価総額が低下しており、独最大手のティッセンクルップもDAX30社の最下位に付けている。ただ、同社に代わる候補がないことから、MDAXに引き下げられることは今のところない。

SDAXに昇格する企業はBayWa(流通・サービス)、アマデウスFiRe(人材派遣)、ADVAオプティカル・ネットワーキング(通信設備)、VARTA(電池)の4社。DMG森精機の独子会社DMG Mori(工作機械)とメディジーン(医薬品開発)、VTG(物流)、テレ・コロンブス(電機通信)はSDAXから降格となる。

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