建築許可、18年は0.2%減に

ドイツ連邦統計局が14日発表した2018年の建築許可件数(増改築を含む)は前年比0.2%減の34万7,292件へと落ち込んだ。新築が0.9%増加したものの、増改築が8.4%減少して足を強く引っ張った。

住宅の新築許可件数は30万2,753件で、前年同期を0.7%上回った。一世帯住宅と二世帯住宅は減少したものの、新築住宅の6割を占める集合住宅が4.7%増加し、全体を強く押し上げた。難民流入が低水準を保っていることから、受け入れ施設となる寮の件数は24.0%減と大幅に落ち込んだ。

住宅以外の新築許可件数は12.1%増の5,935件と2ケタ台の伸びを記録した。同分野で容積の伸び率が最も大きかったのはオフィスビルなど事務所用建築物で25.7%を記録。ホテル・飲食店も19.1%に達した。このほか、農業施設(4.8%)、流通施設(4.0%)で伸びが大きかった。

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