米ITアットスケール、ソフィアに開発拠点開設

データ分析技術大手の米アットスケール(AtScale)は先ごろ、ブルガリアの首都ソフィアに拠点を開設したことを明らかにした。同社初の海外拠点で、開発センターとして機能する予定。同社の担当者は、拠点開設の理由として優れたIT技術者の存在を挙げた。

同社は、顧客が直接データを分析する手法のオンライン分析処理(OLAP)に関し、視覚化するための技術であるセマンティックレイヤーを開発している。2013年に米ヤフーやグーグル、マイクロソフトなどの元社員によって設立された。取引先には米金融大手JPモルガン・チェース、ウェルズ・ファーゴ、英製薬大手グラクソ・スミスクライン、自動車のトヨタなどがある。

アットスケールはサンフランシスコ近郊に本社を構える。同社によると2018年の売上は前年に比べ倍増した。現在、事業拡大のため幹部採用を積極的に行っているほか、ボストンにも拠点を開設している。昨年12月には5,000万ドルの資金調達に成功した。

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