シュコダ自の1月販売1.1%減、5カ月連続で減少

チェコのシュコダ自動車は14日、1月の販売台数が10万2,600台となり、前年同月から1.1%減少したと発表した。販売数の減少は5カ月連続。中欧と中国での販売不振が響いた。

販売数を地域別にみると、西欧は6.2%増の4万1,000台で、主力のドイツは8.1%増の1万3,800台に伸びた。オランダでは61%増と急拡大したほか、スペイン(12.3%)、スイス(37%)、デンマーク(29.4%)でも2ケタ増を記録した。

中欧は11.6%減の1万6,500台と大きく後退した。本国チェコの落ち込み(19.7%減、6,900台)が響いた。ロシアを除いた東欧は9.2%増の3,000台で、ロシアは23%増の5,500台と好調だった。

最大の市場である中国は11.7%減の2万7,800台と振るわなかった。重点市場と位置付けるインドは10.6%減の1,200台だった。ほか、アルジェリアで418.6%増という驚異的な伸びを記録した。

1月の販売数をモデル別にみると、SUV「カロック」が206.5%増の1万1,800台と絶好調だった一方、SUV「コディアック」は15.9%減の1万1,400台に後退した。昨年6月末から中国市場に投入したSUV「カミク」は6,100台を売り上げた。主力モデル「オクタビア」(10.4%減、3万2,000台)、小型車の「ファビア」(23.4%減、1万2,900台)と「ラピッド」(3.6%減、1万5,800台)、基幹モデル「スペルブ」(23.8%減、9,500台)はいずれも不調だった。欧州限定のシティカー「シティゴー」は3.9%増の3,100台に伸びた。

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