仏自動車大手PSAグループが先ごろ発表したスロバキアにおける昨年の乗用車生産台数は35万2,007台となり、前年から5.1%増加した。同国での生産台数の増加は7年連続。昨年末には2006年以来の累積生産台数が300万台に達している。
昨年最も生産台数が多かったのはシトロエン「C3」の24万744台で、全体の7割弱を占めた。プジョー「208」は11万1,252台だった。
PSAはスロバキア西部のトルナヴァに工場を持つ。同工場では近いうちに「C3」または「208」どちらかの電気自動車(EV)モデルの生産を開始する予定で、PSAの小型EVモデルに使用しているCMP(コモン・モジュラー・プラットフォーム)の採用が決定している。
ウェブ紙『Nov-Ost.info』によると、同社はバッテリーの生産に関する許可をスロバキア政府の環境関連部局からまもなく得られる見通しだ。年産能力は60万個から100万個とみられている。