VW、中国にデジタルサービス合弁を設立

独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は19日、中国の第一汽車(FAW)との合弁会社である一汽大衆(FAW VW)とフォルクスワーゲン・グループ・チャイナ(VWチャイナ)が中国にデジタルサービスの開発・提供を事業とする合弁会社を設立すると発表した。新会社を通して自動車のネットワーク化を推進し、中国市場の顧客への高度なデジタルサービスの提供を強化していく。

FAW VWとVWチャイナは新合弁会社「Mobile Online Services Intelligent(MOSI)」に約1億2,100万ユーロを投資する。MOSIは、四川省の成都市に拠点を置き、2019年上半期中に営業を開始する予定。2019年末からFAW VWのモデルにデジタルサービスの提供を開始する計画で、2020年からは電気自動車用のプラットフォーム「MEB」をベースにした車両にもデジタルサービスを提供する。

VWはMOSIを将来的に中国におけるデータ基盤の新しい事業モデルのコンピテンス(中核)センターに発展させていく計画で、データを基盤にしたメンテナンスサービスなど新サービスを開発・提供していく。

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