チェコのシュコダ自動車が20日発表した2018年通期決算の営業利益は13億7,700万ユーロとなり、前期から14.6%減少した。売上高が4.4%の172億9,300万ユーロと過去最高を更新したものの、人件費の上昇や研究開発投資の増大、為替差損が響いた。
研究開発費は46.8%拡大した。生産設備など有形資産への投資額も22.2%増の8億9,600万ユーロに膨らんでいる。
販売台数は4.4%増の125万3,700台となり、過去最高を記録した。最大市場の中国は4.9%増の34万1,000台で、同国を除いた増加率は4.3%だった。
モデル別ではSUVが好調で、「コディアック」が49.3%増の14万9,200台と大きく拡大。17年10月に投入した「カロック」は11万5,700台、18年6月から中国市場限定で発売した「カミク」は2万7,900台を記録した。主力モデル「オクタビア」は販売数(38万8,200台)が最も大きかったものの、前期を7.3%下回った。