ドイツの空の便が混乱、管制ソフトの不具合で

国営航空管制会社DFSは21日、管制業務に支障が出ていることを明らかにした。フランクフルト近郊のランゲンにある管制センターでソフトウエアに不具合が発生したため、離発着の遅れや欠航が出ている。DFSはソフトの入れ替えを27日夜から28日にかけて行う予定のため、問題が解決されるのは早くても28日となる見通しだ。

航空機の型式や路線、管制圏内の予想飛行時間など重要なデータを知らせるソフトに不具合が起きている。管制官は同ソフトなしで管制業務を行わなければならないことから、管制能力が25%低下。そのしわ寄せが欠航などの形で出ている。

ランゲン管制センターはボーデン湖(南部)、フランス国境(西部)、カッセル(北部)、テュービンゲン(東部)を線で結んだエリアを担当している。管制業務支障の影響を受けているのはフランクフルト、ケルン・ボン、シュツットガルト、デュッセルドルフの4空港。ミュンヘン、ブレーメン、カールスルーエにあるドイツの他の管制センターでは問題が起きていない。

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