2月の住宅建築価格、前年同月比4.8%上昇

住宅建築価格がこれまでに引き続きドイツで急速に上昇している。連邦統計局の発表によると、2月の住宅建築価格指数(15年=100)は113.4となり、前年同月比で4.8%拡大。上げ幅は前回(18年11月)と同じ高水準に達した。住宅需要に供給が追い付かないことが背景にある。

住宅建築価格は上昇が続いており、前年同月比の上げ幅は17年5月の2.9%から同8月に3.2%、11月には3.6%へと拡大。18年は2月が4.0%、5月が4.1%、8月が4.6%、11月が4.8%へと膨らんだ。

今年2月の価格を部門別でみると、建築本体(内装を除く)は前年同月比5.6%増と大幅に上昇した。本体コストの大部分を占めるコンクリート作業とレンガ積みで上げ幅5.8%、6.0%をそれぞれ記録。掘削・土盛では同7.4%に達した。屋根ふきは4.5%だった。

内装の上げ幅は4.2%と、建築本体を下回った。

建設(建築・土木)価格は住宅以外の分野でも大きく上昇しており、上げ幅はオフィスビルで4.8%、商工業施設(オフィスビルを除く)で5.0%、道路で7.5%に上った。(表を参照)

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