バイエルの日焼け止めクリームをバイヤスドルフが取得

スキンケア用品大手の独バイヤスドルフは13日、独製薬大手バイエルから日焼け止めクリーム「コパトーン」事業を取得することで合意したと発表した。米国の日焼け止めクリーム市場への参入を果たし、北米事業を強化する狙い。買収金額は5億5,000万ドル。独禁当局の承認を経て買収手続きが7-9月期(第3四半期)に完了すると見込んでいる。

全世界におけるコパトーン製品の権利と米国、カナダ、中国の事業を、米クリーブランド工場を含めて譲り受ける。従業員およそ450人も継続雇用する。コパトーン事業の昨年の売上高は2億1,300万ドルだった。

バイエルは昨年11月、収益力強化に向けた組織再編の一環で、一般医薬品部門の一部製品の売却方針を打ち出した。コパトーンのほか、フットケア剤「ドクター・ショール」を放出する意向だ。

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