欧州自動車工業会(ACEA)が17日に発表したEU(マルタを除く27カ国)の3月の新車販売(登録)台数は172万2,442台となり、前年同月から3.9%減少した。販売低迷は7カ月連続。下げ幅は前月の1%から膨らんだ。(表参照)
主要市場は軒並み低迷。下げ幅はドイツが0.5%、フランスが2.3%、イタリアが9.6%、スペインが4.3%、英国が3.4%だった。
欧米の主要メーカーはルノーを除いて落ち込んだ。特にフォードが15.5%減、フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)が11.9%減、ダイムラーが13.3%減と不振が目立つ。最大手のフォルクスワーゲン(VW)は1.1%減少した。
日本勢は三菱が15.8%増と好調だったが、トヨタが3.7%、日産が28.4%、マツダが2%、ホンダが20.3%の幅で減った。
EU27カ国にアイスランド、ノルウェー、スイスを加えた欧州30カ国ベースの3月の販売台数は3.6%減の177万849台だった。