自動車部品大手の独コンチネンタルは26日、パワートレイン部門の新規株式公開(IPO)を予定していた2019年下期から来年以降に延期すると発表した。理由は明らかにしていないものの、景気低迷でIPO環境が悪化しているためとみられる。
自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は3月、市場環境の悪化を理由に商用車子会社トレイトン・グループのIPO見送りを発表している。
コンチネンタルが同日発表した2019年1~3月期(第1四半期)の営業利益(EBIT、調整済み)は8億8,420万ユーロで、前年同期から17.1%減少した。同期の自動車生産が世界全体で6%以上落ち込んだことが響いた。売上高は0.3%増の110億4,670万ユーロ。