欧州委員会が4月29日に発表したユーロ圏の同月の景況感指数(ESI、標準値100)は104となり、前月の105.6から1.6ポイント低下した。ESIは10カ月連続で低下し、16年9月以来の低水準に後退した。
分野別では製造業が2.5ポイント低下し、5年ぶりの低水準となった。このほか小売業が1.4ポイント、消費者が0.7ポイント、建設業が0.8ポイントの幅で悪化した。サービス業は横ばいだった。
EU28カ国ベースのESIは、前月を1.5ポイント下回る103.7。主要国はスペインが2.6ポイント、ドイツと英国が1.5ポイント、フランスとイタリアが1ポイント低下した。