アイルランドに本社を置く独米資本の工業ガス大手リンデ(ダブリン)は4月30日、韓国事業の一部を現地投資会社IMMプライベート・エクイティに売却したと発表した。リンデは独リンデと米プラクスエアーが昨年10月に合併して設立された企業。合併承認の条件として韓国の独禁当局から事業の一部放出を命じられていたことから、今回の取引を行った。
韓国にある工業ガス生産拠点3カ所と酸素・窒素発生装置をIMMに譲渡した。取引価格は12億ドル。
IMMに譲渡した事業の2017年の売上高は約2億2000万ドルで、営業利益(EBITDA)8,300万ドルを計上した。