米フォードが自動停止ショッピングカートを開発、自動車技術を応用

米自動車大手のフォードは4月24日、自動で停まるショッピングカートのコンセプトを発表した。同社の自動車衝突安全システム「Pre-Collision Assist」を応用したもので、カートに内蔵したセンサーが進行方向にある障害物を検知し、衝突直前に自動で停止する。カートが荷物の積み下ろし際に動きだしたり、店舗店内で子どもが走り回ってぶつかるケースを想定している。

Pre-Collision Assistは自動車の前を横切る歩行者や自転車の存在を検知し、ドライバーが反応できない場合に自動で車を停止させるシステム。暗がりでもヘッドライトの点灯下で機能する。

フォードは、自動車向けの知見や技術を日常生活の問題解決に役立てる取り組みを「介在」という概念で行っており、今回のカート開発はその一環となる。

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