ドイツ北部シュレースヴィヒ・ホルシュタイン州のリゾート地として有名なジルト島で4月18日、初めて自動運転の路線バスが運行を開始した。連邦交通・建設・都市開発省のプロジェクト「NAF-Bus」の一環として実施するもので、地方都市の公共交通網における自動運転バスの普及を目指している。同プロジェクトには、ジルト交通局(SVG)やキール大学など計8機関が参加している。運用コストは計440万ユーロで、そのうち240万ユーロを連邦交通・建設・都市開発省が助成する。今回導入された自動運転の小型バスの乗車定員は10人、3キロメートルの距離を時速18Kmで走行する。走行時は緊急事態に対応するための監視員が乗り込み、運転手は乗っていない。なお、7月からは新たな2つの走行区間でも自動運転の実証実験が始まる予定。