独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は、5月2~4日までドイツのハノーバーで開催された第1回マイクロモビリティ見本市「micromobility expo」に配送業務用電動アシスト自転車「カーゴ・eバイク(Cargo e-Bike)」の量産モデルを出展した。国内で生産し、年内にも市場投入する計画。
この配送業務用電動アシスト自転車は、VWの商用車ブランドであるフォルクスワーゲン・ヌッツファールツォイゲ(VWN)が出展した。最寄りの集配センターから最終的な配達先までの最後の配達区間(ラストワンマイル)での使用を想定しており、前方に荷台がついている。カーブでハンドルを切っても、荷台が常に水平に保たれる設計が特徴。
当該モデルは、出力250ワット(48ボルト)の電気モーターとリチウムイオン電池(エネルギー容量:500ワット時)を搭載する。最高速度は時速25キロメートル、一回のフル充電による航続距離は最大100キロメートル。
VWNはハノーバー工場で近く、「カーゴ・eバイク」の生産を開始する予定。