独フックス・ペトロルプ、1-3月は16%減益

独潤滑油大手のフックス・ペトロルプが3日発表した1-3月期決算の営業利益(EBITベース)は7,700万ユーロとなり、前年同期比で16%減少した。主力のドイツと中国の自動車市場の低迷に加え、投資費用の増大が減益につながった。売上高は横ばいとなる6億4,300万ユーロ、最終利益は18%減の5,500万ユーロだった。

フリーキャッシュフローは1,300万ユーロとなり、前年同期の2,100万ユーロから38%減少した。従業員数(3月末時点)は5,456人で、1年前から221人増えた。

地域別売上高では、欧州・中東・アフリカ(EMEA)が4%減の4億ユーロ、アジア・太平洋が4%減の1億7,100万ユーロに後退したものの、南北アメリカが12%増の1億600万ユーロに伸びて不振を相殺した。

1-3月期の投資額は3,400万ユーロで、前年同期の1,800万ユーロから89%拡大した。

今年通期の業績については、2~4%の増収とする一方、全体で総額1億8,000万ユーロ規模の設備投資を計画していることから8~5%の減益を見込んでいる。

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