中国自動車大手の吉利汽車(Geely Auto Group)は16日、ドイツのラウンハイムに新しい研究開発センター「Geely Auto Technical Deutschland (GATD)」を開設したと発表した。同R&Dセンターでは特に、高級電気自動車の開発に重点を置く。今後数年以内にエンジニア・技術者を約300人雇用する予定。ラウンハイムは、フランクフルト空港とリュッセルスハイムの間に位置する。
吉利汽車はドイツにR&Dセンターを開設し、世界にある同社のR&Dネットワークを強化するとともに、電動化、自動運転、コネクティビティなど自動車をめぐる新技術の開発を加速する。
吉利汽車はすでに、中国の杭州湾や臨江市、スウェーデンのイェーテボリ、英国のコベントリーに研究開発拠点を持つ。グループ全体で現在、2万人を超えるエンジニアを雇用しており、うち、2,500人が新エネルギー技術に重点を置いている。