ユーロ圏景況感、6月は再び悪化

欧州委員会が6月27日に発表したユーロ圏の同月の景況感指数(ESI、標準値100)は103.3となり、前月の105.2から1.9ポイント低下した。前月は11カ月ぶりに改善していたが、再び悪化に転じ、16年8月以来の低水準に落ち込んだ。

分野別では製造業が2.7ポイント、サービス業が1.1ポイント、消費者が0.7ポイントの幅で低下した。製造業の下げ幅は4月と並ぶ約8年ぶりの高水準だった。小売業は1ポイント、建設業は3.6ポイントの上昇となった。

EU28カ国ベースのESIは、前月を1.5ポイント下回る102.3。主要国はドイツが2.9ポイント低下と大きく悪化。イタリアが1.5ポイント、フランスが1ポイント、スペインが0.6ポイントの幅で低下した。前月に大きく落ち込んだ英国は持つ直し、0.6ポイント上昇した。

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