仏自動車大手のPSAは6月27日、次期オペル「アストラ」を独リュッセルスハイムにあるオペルの本社工場で生産すると発表した。現在生産しているポーランドのグリヴィツェ工場で2021年から小型商用車(LCV)を生産するのに合わせて移管する。英国のエレスメアポート工場と併せ、欧州の2カ所で生産する体制とする。
新型「アストラ」はPSAのCおよびDセグメント向けのモジュラー・プラットフォーム「EMP2」を採用し、電気駆動モデルの投入も計画している。
オペルのローシェラー最高経営責任者(CEO)は「(アストラの生産移管は)リュッセルスハイム工場にとり重要なステップだ。この投資により2交代制での生産が可能になり、本社工場の将来展望が描ける」と述べた。フラグシップモデルの「インシグニア」も本社工場で生産する。