独自動車部品大手のコンチネンタルは4日、世界最大手の建機・農機メーカーである米ディア・アンド・カンパニー(ジョン・ディア)と、トラクター用タイヤの受託生産(OEM)で提携すると発表した。ジョン・ディアの中型収穫トラクター「6シリーズ」向けに供給する。生産はポルトガル北西部のロウザドにあるコンチネンタルの工場が担当する。
コンチネンタルの農機用タイヤ「トラクター70」と「トラクター85」を計30サイズ供給する。対象となるジョン・ディアのトラクターは「6MC」、「6RC」、「6M」、「6R」の4モデル。
供給する2種類のタイヤはどちらもラジアルタイヤで、堅牢性が極めて高いほか、乗員の乗り心地や土壌の保護、けん引性能に優れている。骨格層(カーカス)にナイロン素材を使用しており、柔軟性と形状の安定性を確保している。