フィンランドのタイヤ大手ノキアンタイヤズは、スペインのサンタ・クルス・デ・ラ・サルサに新しいタイヤ試験センターを建設している。投資額は約6,000万ユーロ。同社にとっては3カ所目の試験施設となる。
新拠点では、一年を通して、夏用タイヤや冬用タイヤ、オールシーズンタイヤの試験を実施することができる。また、高速走行の試験も行うことができる。
夏用タイヤやオールシーズンタイヤ、高速走行用のタイヤは、ノキアンタイヤにとって成長市場である中欧、北米に需要があるという。同社は北米では近く、新工場を開設する予定。
新しい試験場は首都マドリードから車で約1時間の距離にある。面積は300ヘクタール。楕円形の試験コースには、急こう配の坂が設けられているほか、最高時速300キロメートルでの走行試験も実施することができる。
ノキアンタイヤズはすでに、フィンランド北部のイヴァロに700ヘクタールの試験場を持つほか、本社のあるノキアの近くにも試験施設がある。