ドイツ連邦統計局が17日発表した製造業の5月末時点の受注残高(暫定値)は物価・営業日数・季節要因調整後の実質で前月末を0.4%下回った。受注残高の縮小は5カ月連続。新規受注の低迷が続いていることが背景にある。
地域別でみると、国内が0.3%、国外が0.4%の幅で落ち込んだ。
部門別では中間財が0.6%、投資財が0.3%後退。消費財は0.4%増となり、これまでに引き続き拡大した。
受注残(受注残高の対売上比を月に換算)は前月と同じ5.7カ月だった。部門別でみると、投資財は7.9カ月(前月8.0カ月)、中間財は2.9カ月(2.9カ月)、消費財は2.1カ月(2.1カ月)だった。